逆さ撮り・盗撮犯罪小説「パンティ・イーター」

同僚から国際線CAまで半年間で200人以上を逆さ撮りした撮り師の独白

03. 「禁断の果実」

大学時代は充実し幸せな時代であった。地方の大学に行き大学の近くに住んでいたためほとんどが自転車通学であった。電車を利用するとしても2駅程度、なにより、まだようやく携帯電話が普及し始め、PHSも使われていた時代であった。社会人になるまでに彼女とのSEXも体験した。

 

しかし、社会人になって手にした道具が俺の中で眠っていた何か(これは「欲望」であり「才能」でもあった)を呼び覚ました。デジタルカメラである。

 

手にしたデジタルカメラオリンパス製のシルバーのカメラであった。現在のコンパクトデジカメと比べると分厚く、サイズも大きいが、それまではFIJIFILMやコダックなどの使い捨てカメラであったのだから全く次元の異なる新しい機器であった。撮影時に音がしないこと、現像に出す必要はなく自分のPCで撮った写真を見る事ができる。どんな道具であれ悪用する者は必ずいる。使ううちにその黒い欲望が芽を息吹いてきたのである。

 

最初の被写体は「尻」だった。街行く女の後ろ姿を追い、魅力的な尻を見つけては撮影を始めた。シャッター音の出ないデジカメで後ろからこっそり撮る。卑怯極まりない。しかしこれが興奮するのだ。慣れない頃の最初の撮影は緊張して手が震えた。最初はブレやフレームアウトの写真が多く失敗が多かったと思うが、次第に慣れていくと、いい構図の写真が撮れ始めた。撮り始めると一気に尻フェチとなっていく自分がいた。

 

美人会社員が颯爽と歩く後ろ姿を追い、静かにシャッターボタンを押す。右脚と左脚を交互に前に出すのに合わせて臀部が左右によじれる様を狙う。たくさん撮ったが、特に印象的な「作品」は、スーパーで見かけた巨尻の若い主婦(デニムがパンパンに膨れ上がる尻を持ちながら全体的な体のバランスは良い、同じく巨尻の外国人英会話教師(駅の階段を昇るところを捕らえ、さらに尾行すると英会話スクールへ)などだ。尻だけでなく、電車の対面でパンチラしそうなほどミニのスーツで寝込む会社員の美脚や、英会話スクールの受付のお姉さんから説明を聞きながら机の下で艶かしい太腿をフラッシュ焚いて撮影するなど大胆な行動に出ていた。

 

駅前で祭りが開催されていた夜、駅構内で見かけた外国人の二人組、一人は黒のパンツだったが、もう一人は、薄い白いパンツを履いており、白のTバックパンティが透けていた。金髪の白人でトップスは黒。大きな尻に透け透けのTバック。夢中で撮影、さらに駅構外まで追った。大通りを練り歩く神輿を見物するために沿道にたたずむ二人。最接近し、狙いをすます。神輿を撮るには少し離れていて冷静に見ると不自然さはあったが、祭りの喧噪の中では気にする者はいなかった。夜なので辺は暗いためフラッシュが必要だ。思い切って白パン外国人を撮る。全体像、下半身全体が入る距離、そして尻のドアップ。パシャパシャとフラッシュが明滅する。

 

デジカメのモニターで「収穫」を確認すると、フラッシュを焚かれて薄手の生地が肉眼で見るよりももっと透けており、鮮明なTの形をした白い下着と白パンに包まれた尻が映し出されていた。さらにその画像をPCで補正して見ると、白パンは繊維質の薄い白い網目を残すのみとなり、その下の尻肉の肌色が表れた。ほとんど丸出しの尻に白い極小Tバックをつけただけの下半身となったのだ。

 

自分の撮った画像に興奮し、良い画像が撮れれば撮れるほど尻が好きになり追いかけたくなるようになった。当時でも撮ったターゲットの女はギャルではなくほとんどが年上の女の尻だった。中学生の時、目に焼き付けた大人の女のパンチラで生まれた憧れと欲望が時を経て芽を出した。俺自身も大人になった時に時代が与えたひとつのデジタルカメラ。蛇にそそのかされて禁断の果実を口にしたアダムのように、映し出された女の大きな尻が俺にとっての禁断の果実となり、その味を知ってしまったのだ。

 

俺にとって第1期の盗撮活動は約3年間続いた。

 

その中で最も印象に残っている女がいる。

 

若き日の俺を狂わせた尻を持つ女、「島津」という名の女だった。