逆さ撮り・盗撮犯罪小説「パンティ・イーター」

同僚から国際線CAまで半年間で200人以上を逆さ撮りした撮り師の独白

01. ミッション:インポッシブル(1)

 

2016年9月某日、ついに決行の日が来た。今日の撮りは「死」をも覚悟せねばならない。厳重な警備とターゲットの強い警戒心の網を抜け、狙いの撮影をするのだ。

 

もしもの時のために、これまでのデータを入れたUSBや外付けハードディスクドライブはまとめてボックスに入れ、車のある所に隠し入れた。家宅捜査などがあった場合に備えての対処だ。撮影用のカメラに入れるMicro SDカードも常習ではないように見せかけるため、空のものを用意してある。

 

前の日に充電で満タンにしたバッテリーを備えた道具をそろえ、車に乗込みエンジンをかける。ここまでやってきた数々の撮影で磨き上げてきた技術を駆使し、「仕上げ」を行うため、緊張感を持ちながら車を出した。