逆さ撮り・盗撮犯罪小説「パンティ・イーター」

同僚から国際線CAまで半年間で200人以上を逆さ撮りした撮り師の独白

17. 痴漢した女の尻と顔と撮る

法人営業課長、暁美の尻に惑わされ、すっかり尻フェチが再燃した俺は、いい尻をした女がいればどこであれ撮影をするようになった。スマートフォンは常に携帯し、良い尻を見つければすぐにアプリを起動して追いかける。盗撮に嵌ってしまうとこのような時期は誰にでもある。手当たり次第というやつだ。

 

朝晩の通勤、昼休み、休日、24時間女の尻のことを考え、追いかけていた。

この年に出会ったもう一つの印象的な尻の話をしよう。

 

11月も半ばになるというのに、まだコートの出番はない比較的温かい秋だった。仕事の後頻繁に立ち寄る池袋駅のホームにその女は立っていた。

 

午後8時過ぎ頃だった。階段から降りてホームに着いた俺は、すぐにその女に目を奪われた。長身で170センチ近くあるだろうか。やや茶色がかったボブの髪、上下ライトグレーのスーツに身を包んだ佇まいは帰宅する会社員もまだ多いホームの中でも目立っていた。脚も長く、タイトなパンツスーツは折り目もきちっとついており、バリバリと仕事をこなしているであろうことが想像できた。

 

何より目立っていたのは、大きいながらも長身の身体にはほどよいバランスの取れたヒップだった。タイトなパンツスーツの上、背面にはポケットや縫い目などの余計なものが一切なく、淡いピンストライプだけのシンプルなデザインで、尻の形がよくわかる。ジャケットも腰上までの丈に留まり、尻を隠す事はない。明らかにヒップを綺麗に見せるためにデザインされたスーツだった。

 

俺は、課長の暁美の白パンに目を奪われて以来、白パンツが最も好きなボトムスのスタイルだ。それと並ぶ程にこのライトグレーのパンツスーツというも大好物なのだ。中学生の時から都心まで電車通学していた俺は、働く大人の女への性の目覚めからスーツ姿の女に性的欲求を強く感じるようになっていた。ライトグレーに、ポケット無しのツルルツピタピタのタイトパンツスーツなど、もう何が何でもものにしなければ気が済まない。

 

すぐに愛用のアプリを立ち上げ、自然とした流れでその女の背後に立ち電車が来るのを待つ。手元のスマートフォンは、彼女の全身バックショットから徐々に尻にフォーカスする。近くで見ると、張りつめた感じが如実にわかる。

 

どうしてもローアングルからのショットも見たかった。ホームでしゃがみこんで撮る事は多少のリスクはあったが、欲望が勝り、靴ひもを結ぶようなつもりでその尻の後ろでしゃがみ込んで撮った。

 

間もなく15両編成の湘南新宿ラインが勢いよく3番線のプラットフォームに滑り込んでくる。遅めの帰宅ラッシュ時間に重なりちょうど都合の良い混み具合だった。女は車両の中程に進み、つり革を掴んで立ち位置を決めた。真後ろにつけるようにそそくさと絶好のポジションを狙い通りにゲットできた。ドアが締まり発車する。俺に撮っては最高の旅の始まりだった。

 

車内には走る電車が生み出すガタンガタンという雑音のみが響き、乗客は皆自分のスマホや本に目を落とし無言を貫いていた。その中で不届きな思いを抱き目の前の女を見つめている俺。電車が揺れるタイミングに乗じて、右手の親指と人差し指の付け根の辺りから徐々に女の尻に近づけてゆく。中学生の頃から満員電車で都心へ通学していた俺は、リスクの少ない触り方というのを身につけていた。自分では充分に触っている感触を楽しめるが、相手には意図的なのか偶然なのか判別のつかない加減が長年の経験からわかるのだった。

 

親指から人差し指、徐々に手の甲のまでがライトグレーのパンツスーツの尻に接触した。まず最初に感じられるスーツの生地感。ほぼ同時に弾力と柔らかさが伝わってくる。これぞ、尻の感触だ。パンツスーツがパンパンに膨らむほどボリュームのある尻も、触ってみれば柔らかく、手の甲が触れる分だけ尻を押す。

 

狙い通りに尻を触れた感触に、脳が幸せな波状のオーラを発し全身を包むような感覚だった。電車の揺れに合わせ、30秒ほどの間隔を空けながら俺の手が臀部に当たる。女は全く気にする素振りを表面上見せていない。手荷物でもカモフラージュしながら、ランダムに右の尻たぶ、左の尻たぶ、そして割れ目に当てるようにして右手の側面を断続的にパンツスーツの尻へと当てがう。5分に一度程の間隔で、電車の大きめの揺れに乗じて強く押し当てる。右手の甲いっぱいに尻の弾力が感じられ、揺れ返しに体勢を整えつつ右手に残る女の尻の極上の感触を噛み締めていた。

 

女の尻を触りながら頭の中にふとある思いが浮かんで来た。車内の周りを確認し、他の乗客の立っている方向や視線から判断しそれを実行した。片手を尻に近いポジションのまま残しつつ、もう片方の手でスマホのアプリを起動させる。そして、その触っている自分の手が当たっている尻の撮影を始めた。

 

尻に手が当たっている場面の写真や動画など、被害者や周りの乗客が証拠の為に撮るならばまだしも、痴漢している男本人がその様子を撮影するとは一般の乗客には思いも寄らない事だろう。

 

右手でつり革を掴んだまま俯いたままの女。疲れているのか、この状況に必死で耐えているのかわからないが、いずれにしても触ることでの反応はなく、思った通りの安全パイだった。何度手が尻に当たっても一度も振り返るような素振りは見せない。充分楽しませてもらった後、乗り換える乗客数の多いターミナル駅へと到着した。女はそこで下車する動きを見せたため、俺も真後ろのポジションをキープし、電車の扉が開き、下車する乗客が一斉に動き出すと最後の一押しと言わんばかりに、下車のどさくさにまぎれ可能な限り痴漢と騒がれないギリギリ範囲での最大の力で女の尻を手で押しながら扉の外へと向かう。

 

ライトグレーのパンツスーツの女は、下車後、階段を昇り、別のホームへと移動した後、乗車位置を決めると電車が車でベンチに座った。脚を組み、バッグから手鏡を取り出して着け睫毛かアイラインをチェックしている。

 

下車後もずっと俺は撮影を続け粘着していた。乗車前に池袋駅では背後からしか撮っていなかったため、ここで初めて正面から女の顔の撮影に成功した。やはりどんなにいい尻の写真が取れても顔が残っていなければ価値は半減、いや8割減ほどになってしまう間隔だ。何度も顔を合わせている会社の女ならばよいが、一期一会の女の場合、顔撮りは重要なポイントになる。尻を撮るのと同じくらい、綺麗に取れていなければ意味がない。

 

しばらくして、女の乗り換える路線の電車が到着した。女は待っている間秋風に晒され肌寒くなってきたのか、さっきまではしていなかったマフラーを巻いて立ち上がった。電車に乗込む後ろ姿までを撮影し、ここで解放した。

 

大好物のグレーのスーツに大きな尻でピタピタになったパンツスーツ。夜ながらも綺麗に撮影でき、直に触れ張りと柔らかさも確認。下車後には顔もばっちりと記録に残した。これが俺の楽しみ方のフルコースだ。この時撮影した尻が後に「あのサイト」の第1号作品となるのだった。

 

この後も環境さえ整えば、痴漢中の尻を「自撮り」するようになった。触っているシーンこそ取れなくとも、尻を触った女の顔を記録に残していくようになった。全てを残してはいないが、手元には少なくとも150以上の「被害者」が残っている。これらの記録もまた現在の俺のコレクションの一部である。

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この小説はフィクションです。登場する人物、団体は現実とは一切関係ありません。

ご感想や尻、パンティに関する思いを語り合いたい方、更新時にメールでお知らせを受けたい方は、shiroringo19@gmail.comまでメッセージお待ちしています。

16. 誕生祝いそして尾行

それからは事あるごとに課長の暁美の尻を撮り続けた。レギンスタイプのパンツは白だけでなく黒を履いていることもあったが、やはり白が断然良い。もっと間近で見るチャンスを得るために一つの作戦を立てた。

 

俺と暁美は誕生日が同月だった。それをネタに誕生日祝いのランチに誘った。ランチ代は俺が払う。年下の俺に奢られ、間もなく俺も誕生日ということであれば当然「今度は私が」ということになる。これで2回一緒にランチに行き、間近で課長の尻を見る事ができるようになった。

 

作戦は見事に嵌った。日程を決めるときは暁美の服装のローテーションを想定し白パンを期待して決めた。暁美が42歳の誕生日を迎えて間もなく、1回目のランチの日がやってきた。

 

暑い夏のある朝、暁美の出勤した姿を見て心でガッツポーズを決める。ベージュピンクの半袖トップスに下は期待の白レギンスパンツだ。午前中からオフィス内を暁美が歩く度に視線を尻に向け、ムチムチと歩く様をべったりと見ていた。

 

待ちに待った昼休み、時間が来ると目配せをしてオフィスを出た。俺は早速くカメラアプリを立ち上げ準備をし、オフィスの入っているビルのガラス戸を抜けて外に出た所で録画を開始。まずは横から暁美の顔から胸、二の腕が入る画角でスマートフォンのカメラを向ける。どこの店に行くか話をしながらそんなことをしているとは全く気づいていない。

 

間もなく上へあがるエスカレーターにたどり着くと、ここは何としてでも暁美を先に行かさなければ意味がなくなってしまうため、エスコートするかのように暁美を前に出し先にエスカレーターに乗せる。徐々に二人の高さに差が出来始め、暁美の尻が俺のすぐ目の前に見える高さになった。真っすぐに立つ暁美の下半身は、背面にポケットも何もない白い生地のパンツに包まれ、熟した豊かな臀部の曲線を描き、柔らかそうな膨らみをはっきりと見せていた。このまま顔を突っ伏して尻に埋もれさせたい。そんな願望を強烈に抱かせる。

 

ローアングルからカメラをしっかりと構え、肉眼で見つめながらもその様をデータに残す作業を粛々と続けた。やがてエスカレーターが終わる間際、それまで静止していた尻が再び歩みを開始するために臀丘が左右交互に躍動を始める。

 

いつまでも後ろに付いているわけにもいかず、暁美の尻を特等席から眺めたあとは再び横に並びながら決めた店へ向かった。ランチを食べつつ、撮影されたデータを早く見たくて心が疼いた。

 

ランチ帰りも顔から全身まで様々な画角で暁美を撮影した。オフィスへ戻り暁美と離れると早速人気のない場所へいき、撮れたものをチェクした。バッチリと顔から上半身、下半身と撮れており、白パン尻をいやらしい目線で撮影し写った映像に唾を飲んだ。それまでは自己満足レベルであったが、今回は他の尻マニアが見ても満足できるようなかなりの上質なものになっていた。

 

撮影の成功に興奮は夕方の退社時間になっても冷めなかった。暁美がオフィスを出るのを見計らい自分も出て駅までの帰り道を暁美の後を追った。後ろを歩きながらムチムチとした尻が左右交互に盛り上がり肉感的に動くのを眺めながら適度な距離を保ち尾行した。駅の構内に入る小道から短めのエスカレーターを上がる昇る際はすぐ後ろにつき、またしばらく構内の通路を距離を取って歩く。そして狙いの場所である改札口前の階段に着く頃には再び真後ろへ。

 

階段を昇る尻は本来の大きさを存分に見せてくれる。尻肉によってピタピタに引き延ばされた白パンは益々暁美の下半身を締め付け、尻の圧力で破けてしまうのではないかと心配になるほど張りつめている。その様を顔の前方に見つめながら興奮状態で手にしたスマートフォンで撮影をおこなった。

 

すぐ後ろで同じ職場の男が自分の恥ずかしい大きなケツを見つめられそれを録画されていることに全く気づかない。暁美はそのまま改札口を通り帰宅ラッシュで混雑するホームへと降りていく。そして同じ電車の一両隣の車両に乗込み、数駅。暁美の下車する駅まで同乗した。そして下車すると同時に暁美の姿をフ再び見つけ、その駅でも階段を昇る姿をカメラに収める。

 

尾行の成功に俺は益々暁美の尻に没頭するようになり、何度も何度も、繰り返し繰り返し、あの女の尻を追い、撮影した。白パンを履いてくる日を予測しながら手帳のカレンダーに「白パンの日」の印を付ける。毎回、撮影しては動画から画像を切り出し、卑猥な瞬間をいつでも好きな時に見る事ができるように保存した。

 

こうして職場の課長である暁美の尻をきっかけに強烈な尻へのフェチズムに狂ってしまうこととなった。職場にあんな恰好をしてケツを見せつける42歳の課長がいたことが再び俺を盗撮魔へと変えたのだ。あの尻が・・・。あの女のせいだ・・・。あの女の白いレギンスパンツに包まれたデカいケツせいで・・・。

 

15. 課長の罪深き尻

2012年の6月に入って間もない頃、オフィスと最寄り駅の間にあるバーで異動を控えたある女性スタッフの送別会に参加していた。送別会といっても気心の知れた5、6名のみの小さな会だ。

 

その頃の俺は転職して都心に勤務し、6年前とは環境が大きく変わっていた。職種も勤務場所も変わり、平日は朝の通勤ラッシュに揉まれるような生活だ。転職して間もない頃はさすがに仕事を覚え、慣れることに精一杯な日々が続いた。

 

新しい職場は、50名ほどが勤務するオフィスで約7割を女性が占める。年齢層は30代〜40代が中心で既婚者の割合が高い。女性スタッフの約半分はなかなか上質の外見だ。

 

俺自身も30代へと突入し、精力的に働き、プライベートも趣味を楽しむような生活が続いていた頃だった。

 

宴が始まってしばらく経った頃、遅れて参加してきたメンバーが一人。法人営業を担当する課長の暁美だ。営業先から戻り、合流した。開いていた俺の右側の席へと腰下ろす。

 

課長は、紺のトップスに白いパンツという出で立ちだった。その白パンは、ピッタリと下半身に張り付いたレギンスに近いパンツでヒップラインを明らかにしていた。隣に座った直後からピッタリと白い薄手の生地に包まれた太腿に目が行った。この時、課長は41歳。以前の職場は女性スタッフもみんなスーツだったため、身近にこんな恰好をした年上女性はいなかった。以前から気にはなっていたが、こんなにすぐ近くでこのパンツスタイルを見ると、かなり性的なものを意識せざるを得ない。

 

転職後数年は部署も異なりあまり接する機会が少なかったためノーマークに近かった。だが、次第に仕事上も絡むようになり始めて、このようにこじんまりとした送別会にも席を共にするような近い関係になってきていた。

 

課長は営業職が故もあってか、41歳といっても俺の目には若々しく写り、「おばさん」という言葉は雰囲気からも外見からも感じさせなかった。一方で特段美人というわけでもなく、この頃はまだ眼鏡をかけていることが多く、ヘアスタイルも肩辺りまで伸びたストレートでごく普通で年相応の40代であった。しかし、この白パンを履いている時の課長は特別なものがあった。

 

飲みながら談笑する隙を見てスマホをいじりながらダウンロードしていた無音カメラアプリを起動する。何気なく課長の太腿へ向けてカメラをかざし撮影を試みる。

 

帰り道も数名で駅に向かいながら課長の後方を歩きながらスマホを向け、左右に揺れる尻を撮影した。これが長く何度も何度も繰り返し行った課長の尻の盗撮の最初である。暗い夜道、今の感覚から考えれば全く見られたものではない画質であるが、とにかく本人の許可無く下半身を撮ってしまったのだ。

 

1週間後すぐにまた課長の白パン姿を拝める日はやってきた。自分の席からオフィス内のコーヒーマシーンやゴミ箱が並ぶエリアを見渡せたが、課長がそこを通る毎度、仕事の手を止めて課長の尻を見ていた。中腰になってゴミ箱の蓋を開ける時に突き出される尻に目を奪われた。ピッタリとしたヒップライン、双臀の真ん中の深い割れ目に食い込む様を、タイミングを見計らって席を立ち上がりスマートフォンを向けた。

 

終業時間を過ぎ課長がオフィスを出るタイミングに合わせて俺も仕事をあがる。偶然を装い、課長とまた駅まで一緒に帰ることになった。今度はまだ多少明るい時間帯だった。並んで歩きながら横目からカメラをさりげなく起動し撮影、駅構内の階段を上がる下から課長の尻を狙った。そして課長の大きな尻を捕らえるとともに、パンティのラインが浮き出た瞬間の撮影に成功、白いパンツのむっちりとした尻にクロッチ部分がはっきりとわかる。後からその画像を確認し、課長の尻に心を完全に奪われた自分がいた。既に盗撮への罪悪感は消え去っていた。それよりも強烈なフェチズム、睾丸の辺りから沸き上がってくる激しい欲望に完全に支配されてしまっていた。

 

転職した先で出くわした41歳の課長の尻。熟れてムチムチとした尻のヒップラインを見せつけられ、30代前半の心は狂わされた。スマートフォンへの機種変更、無音カメラアプリの普及。撮影したいという欲望をぎりぎり持ち堪えていた理性。そこへ目に入ってきた課長の尻の猛烈な扇情により俺のその心の堤防は決壊した。

 

流れ出たドス黒い性的倒錯の情欲は、洪水となって街行く女たち、会社の同僚の女たちを呑み込んでいくことになる。

 

全部、課長の尻のせいだ。あの尻がいけないんだ。この俺にあんな尻を見せつけてしまったあの女が悪い・・・。

 

14. スマホと盗撮

「大盗撮時代」。それは、ある革新的機器の普及によりもたらされたと言っていいだろう。スマートフォンおよびスマホアプリである。2007年にアメリカ合衆国で産声を上げたスマートフォンiPhone」は日本国内でも2008年にiPhone 3Gが発売開始されるとiPhone 3GSiPhone 4へと毎年モデルチェンジを重ねながら爆発的にユーザー数を伸ばして行った。そして他のメーカーも追随、iPnone、Andoroid系端末と双璧を成すまでにわずか数年足らずであった。

 

 

それまでのカメラ付き携帯電話から飛躍的に機能、画質が大きく向上すると共にシャッター音を消すアプリ、カメラが起動していることをわかりにくくする画面を表示させるカメラアプリなどが乱立。明らかに盗撮用と思われるも、「ペットを撮る為」「赤ちゃんの寝顔と撮る為」「悪用厳禁!」と白々しい文句を唱い、売られている。

 

特殊カメラと異なり、多数の一般人が手にするスマートフォンで誰でもそんなアプリをダウンロードし撮影ができる環境となったため、盗撮のハードルが一気に下がってしまったのだ。

 

エスカレーターで短いスカートを履いた女を目の前にしながら手に新たに手に入れたスマートフォンと無音カメラアプリ。多くの一般男性の頭を狂わせるのも無理は無い。

 

デジカメや特殊カメラでは勇気のなかった素人が、スマホで盗撮を始めた。ヘタクソな奴から捕まっていき、またたく間に検挙率は伸びる。各県は迷惑防止条例を制定、盗撮を検挙するための体制側の攻勢が強まった。しかしそれでも男達の性であるパンティを見たいという欲望は抑える事ができなかった。先に述べたように、今や年間検挙数は千単位で増え、その7割がスマートフォンを使用した盗撮である。

 

スマートフォンが全ての盗撮魔たちを喜ばせたかと言えば、そうではない。素人が捕まっていき、監視の目、女達の警戒が強まることによりプロを標榜する撮り師たちは仕事がしにくくなったのだ。撮り師たちにとっては素人が手を出し捕まり、ニュースになることは迷惑千万なことであった。

 

他人のことに関心はないが、おそらく「撮り師」と呼ばれるプロこそ撮影にスマートフォンを用いることは少ないだろう。俺自身の体験からそうわかる。撮影を重ねるうちにより鮮明な画質を求めるものだ。2017年現在の最新機種でさえもスマートフォンの画質は安物のコンパクトデジカメを除けばやはり画質の面で本来のデジタルカメラ機器には敵わない。プロになればなるほど高性能カメラを巧みに操り撮影を行う。スマートフォンはレンズ性能では圧倒的に不利だ。

 

スマートフォンで高画質が撮れるのは充分以上の光量がある場所に限る。日中の自然光が当たる環境であればスマートフォンでも問題ない。所謂「街撮り」と言われるジャンルである街中を歩く女の盗撮の場合、日中の屋外や明かりがある店内などで離れた場所から女の体や脚、着衣の上からの尻や胸の膨らみなどの各パーツを狙うためスマホは重宝する。しかしスカートの中は光が遮られ屋外ならまだしも、薄暗い駅構内や書店などの店内ではスマホでは大した画質は得られない。照明となるものの無いまま撮影してもノイズの酷い粗いものになることがほとんどだ。そこに手ブレが加わったりしたら俺からすると見られたものではない。

 

つまり素人がスマホをスカートの中につっこんでもリスクが高い一方で得られるもの(撮れる画像・動画の質)は自己満足程度のものでしかないであろう。素人の逮捕が相次ぐ為、盗撮と言えばスマホというイメージを抱く一般人も多いだろうが、本当に巧みなプロの撮り師はスマホなど使わないのだ。

 

そんなことを述べつつも、俺自身もやはりスマホを初めてに手にした時は浮かれたものだ。アスリート、音楽家、職人、どんなプロにも素人時代があるように、撮り師にもスマホで撮影に明け暮れていた日々がある。

 

路上痴漢で暴れていた若き日の暴走から約6年。再び俺の中に棲む魔物が目を覚ましたのは最初の白いスマートフォンを手にした時だった。そして「あの女」との出会いが再び俺を惑わせ、やがて世の中に多数の被害者を生む狂犬にした。

 

一度は足を洗った盗撮に再び俺が手を染めてしまった訳。それを語っていこう。

 

13. ミッション:インポッシブル(2)

最寄りの駅前の駐車場に車を留め、駅のエスカレーターへと向かう。

いつもならば此処でも良いターゲットが来ないか少し粘ってみるところだが、今日はこんなところで時間を浪費している暇はない。

 

改札を通り真っすぐプラットフォームへと降り、予定通りの電車に乗る。それからしばらくは電車に身を委ねながら目的地へと近づいていくのを待った。

 

緊張していたためかよく覚えていないが、特に音楽を聴いたり本を読んだりするでもなく集中してとにかく下車する駅へ電車が到着するのを待っていただけだったと思う。

 

目的のU駅へ到着し、車両を降りると改札を通り、別の路線へと乗り換えるために数分歩いた別の駅へと移動する。予定通り、待ち合わせの時間よりも余裕を持って到着した。調べておいた発車時間と電光掲示板の時間を照合し、合っていることが確認できると、自動切符売り場で二人分の特急券を購入する。

 

待ち合わせの時間になっても現れずに若干の不安を覚えたが、ここで焦っても仕方がない。トークアプリでメッセージを送って間もなく、あの男が姿を現した。